2000/11/07 ヨルダン川西岸ハリス村
イスラエル側入植地から様々な嫌がらせを受けているハリス村。夜間には入植者が発泡してくる事も。N・ゴラン（右端の女性。パレスチナに連帯するイスラエル人グループの活動家）が村の人に話を聞いている。

2000/11/07 ヨルダン川西岸ハリス村
イスラエル兵にずかずかと歩み寄り、直接対話を試みるN・ゴラン。マヌーチャオのファンという事で意気投合したコロンビア系イスラエル人の兄ちゃんは僕の横で「マジかよ？行くんかよ？」とビビっていた。

2000/11/08 ヨルダン川西岸ナブルス
画家ムハンマドのお宅に数日お世話になった。パレスチナ伝統料理の味も忘れられない。

2000/11/08 ヨルダン川西岸ナブルス
ムハンマドの息子ラカンが僕のギターを触り倒して離さない。

2000/11/14 ヨルダン川西岸ハリス村
イスラエル軍によって根こそぎ掘り返されたオリーブ畑で、村人に話を聞くN・ゴラン。子供たちは突然現れた謎の東洋人が珍しくて楽しげ。右端のイタリア人老カメラマンは俺に熱くパレスチナを語った。

2000/11/14 ヨルダン川西岸ハリス村
他のアラブ諸国を旅しててもそうだが、東洋人は全員カラテとか武道ができると信じて疑わない子供たち。「ジャッキー・チェンが来た！」とはしゃいでいる。

2000/11/14 ヨルダン川西岸ハリス村
子供たちに話を聞くN・ゴラン。軍や入植者に脅かされているパレスチナの村を支えようと、片っ端からプレスに電話をかけまくりながら「これが、イスラエル良識派の限界なのよ！」とボヤいていた。

2000/11/14 ヨルダン川西岸ハリス村
投石で抵抗する子供や若者に対してイスラエル軍は発泡で応じ、死者も出ていた。パトロール中の軍車両につめよって抗議する村人、ジャーナリストたち。

2000/11/14 ヨルダン川西岸ハリス村
イスラエル軍車両と村の少年たち。ある夜、入植者たちが挑発のための発泡をして来た事があった。当然僕はビビったが、少年たちは落ち着き払って「ここなら安全だよ」と誘導してくれた。

2000/11/14 ヨルダン川西岸ハリス村
パレスチナのコミュニティーと行動を共にするイスラエル人ジャーナリストに対し、人の頭と同じぐらいの大きさの石で威嚇する入植者。この直後、本当にこの石を振り上げていた。

2000/11/14 ヨルダン川西岸ハリス村
入植者の暴力からコミュニティーを守るための共同行動として、オリーブの収穫が行われた。オリーブ畑に向かう村人と支援者たち。

2000/11/14 ヨルダン川西岸ハリス村
樹の下にシートを敷いて、皆でゆすってオリーブの実を落とす。収穫したオリーブは、村にある工場でオリーブ油に加工される。

2000/11/14 ヨルダン川西岸ハリス村
イスラエル軍の発泡により、数日前に村の少年が殺された。その家族を励ますように、村人たちが静かに集まっていた。

2000/11/16 ヨルダン川西岸のある村
ハリス村の向かいの丘にある村がイスラエル軍の攻撃を受けた。その翌日、攻撃された民家の屋上にて。部屋の中はグチャグチャに破壊され、寝ていた住民は重症を負った。

2000/11/16 ヨルダン川西岸のある村
遠目に見ると、この中の一軒の民家が軍に攻撃されたとは信じられない。オリーブ畑がどこまでも続き、なだらかな丘に集落が点在するパレスチナ（ヨルダン川西岸）の景色は本当に美しい。分離壁ができてしまった今、どうなっただろう？

2000/11/17 エルサレム旧市街・ダマスカス門
華やかな観光名所でありながら、常にピリピリした緊張感が漂うエルサレム旧市街。何人ものイスラエル兵がニヤニヤしながら、幼い少年を取り囲んでいるのを目撃した事もある。