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Pop Pizzaでパレスチナのイベント

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今から23年前、中国からスペインまで約半年かけて旅をした時、その途中でパレスチナ(ガザではなく、ヨルダン川西岸)に少しだけ滞在した。
ナブルスに住むムハンマドの家で知り合ったイスラエル人活動家のN・ゴランに「あなたのような外国人の目が必要なのよ」と言われ、入植者の脅迫にさらされているパレスチナの村に、彼らと一緒に行った。

イスラエル軍が根こそぎ掘り起こしたオリーブ畑


村に向かう車中、N・ゴランはマシンガンのごとく電話をかけまくっていたが、イマイチの反応に「これがイスラエル良識派の限界なのよ!」とぼやいていた。
どこまでもなだらかに広がる美しい丘を左右に見ながら、ハリス村に到着したのは夕方だった。
村の入口に広がるオリーブ畑は、「テロリストが隠れるから」と、イスラエル軍に根こそぎ掘り起こされていた。憤る大人たちの横では、突然現れた東洋人(俺)を見て「ジャッキー・チェンが来た!」と子供たちがはしゃいでいた。

人の頭ほどの石を振り上げて威嚇する入植者


夜間、入植者が挑発のために村に向けて発砲して来た事があった。僕はビビりまくったが、ここなら安全だよ、と少年たちは落ち着き払って誘導してくれた。
村人総出での、オリーブの収穫にもついて行った。祝祭めいた穏やかな時間が流れていたが、その時、村を支援するイスラエル人活動家に向かって、人の頭ほどの石を振り上げて威嚇する武装した入植者の姿も見た。
確か2回ほど、N・ゴランたちと一緒にハリス村に行った。
村人は優しく、昼間はのどかで楽しい時間も流れたがそれでも僕は、2泊滞在するのが限界で、逃げるようにエルサレム旧市街の安宿に戻ったものだった。

まだ分離壁ができる前の話。
外国人の存在が、入植者と軍の暴力を抑止できると信じられていた「のどか」だった時の話…。

どこまで踏みつけられ、どれだけの人が殺されたら、世界はパレスチナにキチンと向き合うんだろうか。

直前になりましたが、1月23日(火曜)は荒神口のパンクなピザ屋、POP!PIZZAにてパレスチナ・ポスター展(ホホホ座の2階「とぅえるぶ」にて1/28まで開催中)に連動したトーク&ライブイベントが開催されます!
僕もトークと、ライブ(ヒデヨヴィッチ上杉・ソロ)で出演します。トークは8時ごろから、ライブの出番は遅めの予定。
パレスチナにありったけの想像力を!是非ご来場ください!

Visit Palestine Project

1月23日(火) @POP! PIZZA 京都市上京区東桜町21-11

open 19:00
start 19:30
¥1,500+1drink

トーク :「なぜ今、パレスチナ・ポスター展をやるのか」
Andhika Faisal (Visit Palestine Project)
ヒデヨヴィッチ上杉 (Geronimo Label)
佐藤 マタ (Moderator)

LIVE :
メシアと人人
いしい
ヒデヨヴィッチ上杉 (Geronimo Label)

DJ :
Radio Jakarta @radio.jakarta
佐藤 マタ @mondo_jkt
YAJI @yazyyyy