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フリーランスへの道(その0)

報告するのが遅くなったが、昨年11月から12月にかけて、複数のweb系転職サイトを通じて就職活動を行った。そして、見事なまでに玉砕した。

昨年6月にIWJを退職する少し前から、「web開発の現場寄りの技術を知らなさすぎる」と痛感していたので、techAcademyでLaravel(PHPのフレームワーク)とフロントエンド開発のコースを受講した。3カ月かけて、最終課題合格までは何とかこぎつけたものの、時間をかけて自分で咀嚼しないことには、web開発の仕事にはまだ就けないと思った。

そこで、つなぎの仕事を探したところ、運良く、羽田空港での機内清掃の長期バイトにありつくことができた。時給は安いが、多国籍なスタッフが入り混じる現場は、毎日飽きることがない。比較的ストレスが少なく、それほど疲れがたまることもないので、空き時間に計画的に勉強を進めるのにも、ちょうどいい。

9月から、本格的にポートフォリオの制作に取り掛かった。1カ月ぐらいで完成させて、転職活動を開始するつもりだったが、たっぷり2カ月半かかった。

https://www.hideyov.com/portfolio/

そして11月下旬になってようやく、登録していた複数のweb系転職サイトで、「フロントエンドエンジニア」「HTMLコーダー」「webデザイナー」あたりのキーワードで絞り込んだ十数社に応募した。今は東京にいるが、近いうちに関西に戻ろうと思っているので、主に東京と、大阪・京都周辺の合わせて16社に応募した。

そしてほぼ全社から「誠に残念ながら今回はご期待に添えない結果となりました」「今回の募集におきましては貴意に添いかねる結果となりました」などの返事をいただいた次第である。

ここに至ってようやく、「(web系業務での)実務経験なしの50代後半」という現実を突きつけられた。20〜30代が中心的に活躍し、30代後半の参入でも遅いと言われるweb業界に、3周遅れぐらいで参入しようとしてるのだから、考えるまでもなく、当たり前の事ではある。

ただ、一社だけ、神奈川の小さなシステム開発会社が、自分に興味を示して、面接を設定してくださった。

12月下旬に品川の喫茶店で、社長とweb担当の方2名と対面して、かなり率直な話ができたと思う。先方は、自分の語学力(中国語)を買ってくださり、「web技術と語学が両方できる人材は貴重だ」と、派遣先の現場に掛け合ってくださった。

そして3つの現場と交渉してくださったが、「年齢に見合う実務経験がない」ことを理由に断られたとのことで「力及ばず申し訳ありません」というお詫びのメールが、数日後に社長から届いた。「クラウドワークスなどで実務経験を積んでポートフォリオを充実させていくのがいいのではないか」というアドバイスもいただいた。

今回のことで、決意したことが大きく二つある。ひとつは、「どこかの現場に入ってweb開発の仕事の流れを学ぶ」という事が、ほぼ不可能と思い知らされた以上、もうダイレクトに「フリーランスになるしかない」ということ。

もうひとつは、これまで中途半端にやってきた語学も、自分の「スキル」にしてしまうこと。比較的真剣にやってきたのはスペイン語と中国語だが、まずは重点的に中国語のレベルをあげる。

神奈川のA社との面接で、完全に腹は決まった。webと語学のできるフリーランスに、一刻も早くなろうと思う。