Uber新料金導入から3週間の全データ公開〜300均地獄のその後
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3月第2週、300均の呪いは解けたのか?
新料金導入2週間目に突入した3月8日。数回の配達を終えた後にアプリで売上を確認して、思わず目を疑った。
あれほど猛威をふるっていた300円と301円が鳴りを潜め、400円台や600円台という、まともな数字が並び始めたのである。
翌3月9日も300均出現率が10%台をキープ。このまま300均の呪いが解けるのかと期待した。ところが…
翌3月10日は、朝から300円案件が4連発。トータルすると半分を超えてしまい「300均の悪夢再来か!」と、暗澹たる気分になった。
しかし翌3月11日は300円案件はゼロに戻っていた。この日は軽めに、昼ピーク時間に集中して稼働したせいもあってか、旧料金比は106%にまで上昇していた。
そして次の日。3月12日にはなんと、18件中8件と半数近くの案件が、旧料金よりも高かった。そして一日の合計額の対旧料金比率が、前日に続いて100%を超えた。
中には600円台や700円台の案件もあった。これらは距離の割に、配達に時間がかかっている。住所不備などで、お客さんとの連絡・確認に時間を取られた場合、値段が上がる傾向があるようだ。
謎の大盤振る舞いに翻弄される
住所不備の確認作業が頻発すると配達のリズムが狂うので、何らかの形で「時間」が報酬に反映されるのは良いことだと思う。
しかし、3月13日には報酬1000円を超える配達が2件あった。確認作業にそれほど手間取ったという記憶もなく、謎の大盤振る舞いである。
大盤振る舞いに浮かれたのは、つかの間だった。
翌3月14日(日)には、ゼロになっていた300均が復活。出現率は3割を超え、収入は旧料金換算よりも1割減にまで落ち込んだ。
第3週目の3月15日(月)には、またバブリーな大盤振る舞い案件が混ざって、一日の収入は旧料金比126%にまでアップした。
2件目の配達のように、距離が0.45キロと短く、時間もそれほどかかっていないのになぜか900円台という、身に覚えのない大盤振る舞いもある。こういう謎の案件が数値を押し上げて、この日は全体として賃上げとなった。
翌16日は300均の出現率は1桁におさまり、合計額の旧料金比は107%と、前日ほどではないが賃上げ状態をキープした。
ところが…