ウーバーのクエスト「不払い」疑惑(1)_サポートとのやり取りは、まるで泥沼

今年の6月にウーバーからの不払いの疑問を感じて、6月から7月にかけて、ウーバージャパンのサポートと何度かメッセージのやり取りをした。トラブル自体は、（金額的には）それほど深刻な問題ではないのだが、しかし、サポートとの不毛なやり取りには心底消耗してしまった。

それで結局、9月中旬時点の今日になるまで、その時の問題を放置したままにしていた。

しかし、最近また別のトラブルが発生し、再びウーバージャパンのサポートとやり取りを開始するハメとなった。これを機に、前回のトラブルをきちんと振り返ると共に、解決に向けてもう一度動いてみようと考えた。そこで、いったん「非公開」にしていた7月の過去記事を公開する。

以下、7月1日に執筆した内容を再公開

ウーバーイーツの配達をやっていて今、「不払いじゃないか？」と思われる問題にぶち当たっている。毎週の報酬に加算されるべき「日跨ぎクエスト」の達成額が、6月の約半月の間、支払われていないと思われるのだ。

クエストなかったら最低時給を割り込む

東京から京都に戻ってウーバーの配達を再開して、1ヶ月が経った。5月にサービスが始まったばかりの、京都市内からは峠一つ越えた山科区を拠点に自転車で走り回っているが、ピックもドロップ（配達）も長めが多く、効率的に稼ぐのは難しい。しかし仕事そのものは楽しいし、今のところ平日（月〜木の合計）40〜45件、週末（金〜日の合計）も40〜45件のクエスト達成というペースでやっている。

ここで言うクエストというのは、指定された日数の間に一定件数の配達を達成したら、売り上げに加算される一種のボーナスみたいなもの。ウーバーイーツの配達では、この「日跨ぎクエスト」（または「通しクエスト」）や、雨天時につく「雨クエスト」などをうまく使いこなさないと、収入をあげるのは厳しい。少なくとも山科のような半田舎エリアで自転車稼働の場合、報酬にクエストが反映されずに配達単価の合計だけとなったら、時給換算にして600〜800円と、最低時給を大きく割り込む。

ウーバーはアプリの仕様が急に変わったり、よくわからない事が多いので、先方にも何か言い分があるのかもしれないが、自分としては約半月の間、クエスト達成額が「踏み倒されている」と感じている。

そこでウーバーイーツのサポートに連絡を取り始めたが、コロナ禍で電話サポートが事実上閉鎖されているため、ウーバー側とはアプリ上のメッセージでやり取りするしかない。この、アプリのメッセージ機能というのがめっちゃ使いにくく、なかなか話が噛み合わずラチがあかない。こちらの言い分が、正しく伝わっているのかどうかも怪しい感じだ。

ウーバーイーツの配達をしていない人にとっては「何のこっちゃ？」という感じだろうし、今回のケースには「東京から京都へのエリア変更」も絡んでいるので、大方のウーバー配達員の人にもピンと来ない話かもしれない。しかし、自分は当面はウーバーイーツの仕事を続けざるを得ない状態だし、ウーバーイーツに限らず、今後何らかのギグワークに関わっていれば、「よくわからない個別具体的な問題」とのバトルは避けられないと思うのだ。

だから、この間の経緯・詳細を忘備録として残しておく。

東京から京都への「エリア変更」

3月末に東京で配達員登録し、4月上旬から約1ヶ月、ちょうど緊急事態宣言発令と重なる期間に、東京の練馬区〜西東京市〜杉並区一帯でウーバー配達をした。

ウーバーイーツ1ヶ月やってみた

5月上旬に、2年半の東京生活を切り上げて京都に戻った。同時に、京都でもウーバーイーツの仕事をするため、都市変更の手続きをした。

東京から京都へのエリア変更は完了している

5/11付でUber サポートより「変更完了」のメールが届いた。

そして5月31日から、配達を開始した。最初の数日はクエストの事を考える余裕はなかったが、6月5日から、「日跨ぎクエスト」の達成を意識し始めた。アプリ上に提示されるクエストを選択するという操作は問題なくできたが、クエスト進行の表示に配達件数が正常に反映されていない事に気がついた。

ウーバー・サポートとのやり取りを開始

何件配達しても件数がゼロのまま変化しない

「配達する都市を変更した場合は、クエストが売り上げに反映されるまで最大で2週間かかる場合がある」と、誰かのブログで読んだ記憶がある。だから、今はアプリの表示がおかしくても、放っておいたらそのうちキチンと反映されるだろうと静観していた。

しかし、いつまで経ってもクエスト表示は「配達件数ゼロ」のままだ。そして、週の売り上げの「プロモーション」を見ても、達成したはずの日跨ぎクエストが反映されていない。

「これ以上は放置できない！」と考え、6月13日、サポートに簡単なメッセージを送った。

サポートからは、マニュアルそのもののような返信が届いた。

この時点でサポートの対応に期待できるとは思えなかったし、何をどう伝えればいいのかと途方に暮れたが、簡潔に、もう一押ししておいた。

しかし、このメッセージへのウーバー側からの返事はなかった。

すでに都市変更完了からは1ヶ月以上が過ぎ、配達開始からも3週間経過しており、「これ以上、ウーバーのサポートに一人で対応してもラチがあかん！」と考えた。

そこで6月22日に、4月末から自分も加入している ウーバーイーツユニオン のslack上に経過報告を共有した。

その後、何人かの方からのアドバイスも参考にして、ウーバー側に次のメッセージを送った。

日跨ぎクエストは復活したが…

配達件数の表示は復活したが…

翌6月23日、配達中にアプリのクエスト表示を見ると、これまでずっとゼロのまま不動だった配達件数が、正常に表示されるようになっていた。

京都で配達再開してからずっと 0|40 のままだったので、 5|40 のように配達済み回数が表示され、「プロモーション > クエストの詳細」から進行状況を確認できるようになったのは、とりあえず嬉しい。これだけで、かなりストレスは減った。

ちなみに「適切かつ誠実な対応を取っていただけないようでしたら、ウーバーイーツユニオンを通じて弁護士に相談する事も検討しております。」とメッセージを送って数時間後のことである。これが功を奏したのか、単に表示復活のタイミングが一致しただけなのかはわからない。