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葛川本流、再び

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自分の車での、東京〜京都間のピストン引越しが無事終わった。いよいよ関西に戻ってきた。そして、1週間ぶりの葛川(かつらがわ)に来てみた。

貫井のスケールでかい瀬

今日ものんびり出発して、午後から夕まずめまでのあっさり釣行。2時ごろ、パンを買うため堅田のローソンに寄ったら、先週とは打ってかわってツーリング客やら車がいっぱい。もちろん、ほとんどの人がマスクはつけてるけど。

花折トンネルを越え、葛川の平(たいら)から木戸町あたりの河原にはバーベキュー客も数組。緊急事態宣言が解除されて、人が一気に動き出しているのかな。

今年は、安易に支流の里川に入らず、なるべく本流を攻めると決めたのだ。そこで、細川集落の少し上から、貫井の瀬に入った。

大物も含めてアマゴは絶対にいるけど、ポイントをつかむのは難しそうな、そんなスケールのでかい瀬が広がっている。

こういう、流れの太い本流には滅多に来ないので比較ができないが、水量はやや多めか。少なくとも、先週よりはだいぶ流れが強い。

流量のかなり大きい荒瀬の落ち込みでしばし、スプーン投入を繰り返す。白泡付近に投入しては下流にリトリーブを繰り返したが、先週のように、魚が追ってくるのを目撃することもなく、何も起こらなかった。自分がルアーで、最初の渓魚を手にするのはいつの日になるのか?

テンカラ竿に持ち替え、中洲によって二つに分かれた流れの、やや狭い方(367号線側)の浅瀬を釣り上がる。障害物まったくなく、毛針を振るのがひたすら気持ちいい。

大岩がポツンとあって流れ込み状の若干の深みになっているところで、アマゴが1尾飛び出した。逆U字型で飛び出したが、今回はアワセのタイミングが合った。

時刻にして4時ごろ。まだ明るい本流で釣れた。これから夏にかけて、支流や源流に入らない限りは、明るい時間に釣るのは難しくなるはずだ。やはり5月というのは、テンカラ釣りには最高の季節なのかもしれない。

その後、山側の浅く開けた分流の方を釣り上るが反応なし。くるぶしほどの浅い流れだが、水量があるので、見かけよりも流れは強かった。

針畑川が流れ込む合流地点に着いた。このあたりは、大物が釣れそうな(同時に、場荒れもしてそうな)好ポイントが点在するが、ちょうど西日が一番きついタイミングになってしまった。偏光グラスをしても照り返しで何も見えず、釣りにならなかった。針畑川の水はあいかわらず、キンキンに透き通っている。

西日の反射がきつい落日直前の時間帯は、夕まずめ狙いのポイントへの移動に使うべきだな。

夕まずめは、チャンスをモノにできず

車に戻って上流に移動し、中村橋下流に6時過ぎに到着。伊賀谷合流点の、いつも何らかの反応がある開きで、スレで16〜17cmのアマゴがかかった。

中村小学校の橋の上流へ。
流れ込みが大岩の脇でやや深みになり、流速はそれほどでもないがトルクのある流れになってる部分に来た。そこそこの大物が居ついてても不思議じゃないが、しかし昼間なら水面までは出てこないであろうポイントだ。

釣れる予感しかない。毛針を投入した途端、24cmはあろうかと思われるアマゴがむっくりと、水面に半身をせり出すように反転した。こういう出方をする時はだいたい釣れるのに、今回は合わせそこねた。

今日の最大のチャンスを逃してしまった。

夕方、良型アマゴが飛び出した流れ

その後、367号線の護岸ブロックが早瀬を形成してるところの、ブロックの切れ目の深み(いかにも大物が隠れそうな)などから、何回か反応あった。しかし、せっかくのチャンスをことごとくものにできなかった。薄暗くなった7時過ぎに納竿。

毛針は黄色のボディの、何の変哲もない普通毛針で通した。この季節はクモの巣もなく、本流だと木の枝とか障害物も少ないので、テンカラを振るには本当に気持ちいい。毛針のロスも少なくてすむ。

しかし、ここ3年ほど毛針巻いてないから、ストックがだいぶ減ってきてるな。よっしゃ、毛針も巻こう。